浜頓別海鳥③
7月19日に日本野鳥の会の調査で3回目となる夏の浜頓別海鳥調査を行いました。
狙いは繁殖期のウトウの動きです。今回の参加者は4名でした。
沿岸に近い部分にはウミネコやウトウの集団が浮いていました。
沿岸を南に移動するウミネコ
ミツユビカモメも混じっていました。
ミツユビカモメは日本海側では春と秋に通過する渡り鳥ですが、7月にいるとは驚きです。
ほどなくしてトウゾクカモメも出てきました。
5月はクロトウゾクカモメのほうが多かったのですが、今回確認できたのはトウゾクカモメのみです。
羽幌天売航路には春と秋にしか出てこないハシボソミズナギドリがいました。
ハイイロミズナギドリもいるので識別が大変です。
アカアシミズナギドリもいました。
しかも集団です。
羽幌天売航路では夏に少し出る程度です。
フルマカモメもいました。
羽幌天売航路ではまず出てきません。
この個体は淡色型のようです。
時折アカエリヒレアシシギの集団も現れました。
雌です。
繁殖を終え、折り返してきたのでしょうか?
この季節は雌だけかと思っていましたが、雄も一緒にいました。
当初の狙いだったウトウもたくさん浮いていました。飛んでいる個体も多かったですが、なぜか枝幸方面から宗谷岬方面へ行く個体が多かったです。
後半になると鳥もあまり出なくなり、退屈になりましたが、ケイマフリが出ました。
若い個体でしょうか?換羽中のように腹が斑もようでした。
こちらは成鳥
さすがはオホーツク海、日本海とは異なり夏も多くの海鳥がいました。