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2015年5~7月に礼文島海鳥調査(サントリー世界愛鳥基金による助成)を4回実施しました。

 

5月の1回目の調査では、トド島でウトウの繁殖つがい数推定を行いました。その結果、約35000つがいのウトウが繁殖していると推定され、トド島が国内で3番目に大きなウトウの繁殖地であることが判明しました。海驢島と礼文島西海岸にはウミウの巣が合計で350くらいありました。

 

2回目と3回目の調査は6月に実施しました。トド島のケイマフリとウトウの繁殖状況の確認を目的としていましたが、ケイマフリに関しては繁殖の確認は出来ませんでした。しかし、ウトウはホッケを中心にせっせと餌を運んでいました。また、トド島の周囲の海上でウミガラス、ウミスズメの生息を確認できました。

 

4回目の調査は7月に行いました。前回同様、ケイマフリの繁殖確認とウトウの繁殖状況の確認が目的です。残念ながらケイマフリに関してはまたしても繁殖確認は出来ませんでした。繁殖していない可能性もありますが、ケイマフリの生息数自体が少ないので繁殖行動を見落としている可能性もあります。ウトウは順調に繁殖を継続しており、巣立ち雛も見られました。

報告書はこちら

 

2015年の調査結果が利尻研究に掲載されました。詳しくはこちら

 

 

 

 

海驢島

ウトウ繁殖地

ウトウ繁殖地

ウミウ繁殖地(海驢島)

ウミウ繁殖地(西海岸)

ウトウの餌運び

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